学部概要
医学・医療を通して、人類の福祉に貢献する人材を育成 医学部は1917年、北里柴三郎を初代学部長として発足しました。世界的な細菌学者として知られる北里博士は、若い頃から民衆のための医学を志し、かつて受けた福澤諭吉の思顧に報いるため医学部創設に尽力しました。以来88年の歴史を刻んできた医学部が目標とするのは、豊かな人間性と深い知性を有し、確固たる倫理観に基づく総合的判断力をもち、生涯にわたって研鑽を続け、医学・医療を通して人類の福祉に貢献する人材の育成です。
医師や医療のあり方を体験として熟考させる、EEP 医学部は、6年間一貫教育をとっており、1学年にも医療の現場を体験できる独自な授業が設けられています。それが、EEP(Early Exposure Program)です。これは、いわば、「介護者の見習い」として、老人医療施設や重症心身障害児施設、リハビリテーション施設などで実習を行うものです。医療現場のスタッフの苦労や患者さんのニーズを実地に体験することで、医学・医療を学ぶ心構えを身につけるとともに、医療教育へのモチべーションを高めます。
基礎的な研究能力に優れた臨床医を育てる、独自なカリキュラム 臨床医をめざす者にも研究能力を賦与するための基礎づくりに力を注ぐ―これも伝統的な教育方針の一つです。そのため、臨床実習の時間を豊富に用意するとともに、日本の医学部ではじめて、「自主学習」を設置しました。これは、教員の指導のもと、自分で選んだテーマに挑戦するものです。なかには研究成果を国内外の医学雑誌に論文として発表する学生もいます。こうして医学のフロンティアを切り拓く、創造的な問題解決能力を養います。
高い倫理的素養と幅広い教養を身につける 医師や医学者には科学的、論理的思考能力と同時に、高い倫理的素養が求められています。加えて、多方面にわたる人間的な教養も要求されます。これらを修得する目的で、1学年では基礎教育科目として、外国語科目、人文・社会科学科目、基礎科学科目、医学基礎教育科目が設置されています。また、入学後の1年間は日吉キャンパス、他学部学生と同じ環境のなかで過ごします。
2学年から、解剖学などの実習もスタート 2学年から、学習の場を信濃町キャンパスに移し、専門教育科目が始まります。まず2学年では、医学の基本となる組織学、解剖学、発生学などが設置された基礎・社会医学系科目を履修します。各科目とも実習が多く、特に解剖学実習は、人体を自分の手で解剖する最も厳粛なものです。改めて、医学部で学んでいるという実感が得られるはずです。
3学年では、基礎・社会医学系科目の幅を広げ、医学・医療関連の生物学的、社会的な知識を固めていきます。
4学年では、総合臨床・社会医学系科目として、基礎診断学が設置され、それぞれのテーマに従って関係する複数の教室が参加して、教育が行われます。この科目は、5学年から始まる臨床実習の基礎となる非常に密度の高い授業です。
臨床教育を重視し、豊富な実習時間を設置 5学年から6学年2学期までを通して、臨床実習が行われます。この実習では、小グループに分かれて各科をまわり、直接患者さんに接していきます。そのなかから知識を深め、技術を高めるとともに、責任感や指導力、協調性など、医療に携わる者として不可欠な能力を学んでいきます。さらに医師になるためには、卒業と同時に、医師国家試験を受験し、合格することが必要となります。塾医学部卒業生の合格者数・合格率は、全国の国公私立大学医学部のなかで、つねにトップグループにランクされています。なお、カリキュラムは最新の医学教育に対応する為適宜変更することがあります。
(出典;慶應大学医学部HPより)
慶應大学医学部HP